SIMの進化が著しい今、標準化および実用化が進んでいるのが、「eSIM(イーシム:Embedded SIM)」だ。現在のSIMは、通信事業者を切り替えるためには物理的な差し替えが必要だが、組み込み型のeSIMではリモートから通信事業者の情報を変更できる。Apple Watch Series 3でも採用されたeSIMは今後、IoTやM2Mを加速する重要なテクノロジーとして大きく注目されることになりそうだ。今回は、そのeSIMについて、仕組みや標準化の進捗、現在の状況などを見ていこう(2017年9月20日一部更新)。